笠間のどうぶつたち、春風萬里荘

4月末、GWで混む前に両親が遊びに来たので笠間に行ってきた。笠間稲荷、名門のわりにこじんまりしていて好感が持てる。小さいのにちゃんと門前町がある。 

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藤が見ごろでした。タダだし、すぐに見られるし、自然樹形で、なにより人が少ない。数年前行った足利のフラワーパークよりずっと私向き!

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境内にはあちこちに個性的なきつねたちがいる。

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 奉納から長い年月立ってるやつは、だいぶ磨り減っていて味わいがある顔になる。てか昔の奉納狐は一点ものだったのかも。

こいつ↓はとくに、夢に出てきそうな顔つき。。。

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しっぽがつくしみたい。

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かわいいのでうちにも一対来てもらう事にした。右と左で夫婦なんだって。

あと、境内にあった桂の木がかわいかった。昔の少女マンガ(欧州編)にでてきそう。アラベスクとか。

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それから門前にある緑松っていう酒蔵を見学。神社の門前にある酒蔵ってのは、お神酒を造ってるところなんだよね。

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渋い建物。

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てるぞう(父)は試飲がしたくてたまらない。

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私はドライバーなので飲めませんでした。

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 それから一行は昭和の美食家北大路 魯山人のアトリエ、春風萬里荘へ。

北大路 魯山人は彼の海原雄山氏のモデルである。

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キレッキレの海原先生同様(?)、北大路先生も(?)陶芸、日本画、書道、美食道と自らの感性を研ぎ澄ませて好きなように生きた。美食が過ぎて、大好物のタニシのせいで寄生虫にやられて死んでしまったくらい前のめり。

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そんな北王路先生が趣向を凝らして改築した鎌倉の旧家をもとにしたアトリエが、笠間日動美術館の別館として公開されている。しかもここは訪れる人がすごく少ないので、美食倶楽部の世界にどっぷりひたれます。

(ちなみに笠間日動もとてもすてきな美術館なので後日紹介したいと思います)

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館内には北王路先生のあつめた美術品、工芸品が配置されています。

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茶室もすばらしい。小さすぎて中に入るとうまく写真が取れないけど。

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外に面したにじり口のほか、母屋からつづく入り口もにじり口みたいなのがついている。

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厩を改造して作った洋間の横には北王路先生お手製のあさがお(男性用小便器)が。。

現在使用禁止。

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あ、ベンチの下になにかいる!

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すごいりっぱなかえるの置物。そしてその下にクモ。自然の一部のような北王路先生の作り、集めたものたち。楽しかったー!

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お庭もいい時期でしたよ。

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とっても楽しかった。館内で販売している北王路先生の陶芸作品のレプリカ、今度お金ためて買いたい。また来ます。